■症状
停電から復旧した後、以下のような症状が発生する場合があります。
- 一部の照明だけ点灯しない
- 空調設備が起動しない
- コンセントが使えない場所がある
- 特定フロアのみ停電状態が続いている
- 防災設備や警報設備が復旧しない
このような状態は、停電そのものではなく、復旧過程で発生した設備異常が原因である可能性があります。
■主な原因
① ブレーカーの未復旧
最も多い原因です。
- 主幹ブレーカー未投入
- 分岐ブレーカー遮断
- 漏電遮断器作動
主な特徴
- 特定回路のみ停止
- 分電盤確認で判明
② 漏電による遮断
停電復旧時に漏電が発覚するケースです。
- 配線絶縁劣化
- 機器漏電
- 水漏れによる絶縁低下
主な特徴
- 復旧直後に再遮断
- 雨天時に多い
③ 制御盤・警報盤の異常
設備制御系が正常に復旧しない状態です。
- 制御基板エラー
- 通信異常
- 電源ユニット異常
主な特徴
- 警報表示を伴う
- 設備単位で停止
④ 設備本体の保護停止
設備が自己保護動作している状態です。
- 空調保護停止
- ポンプ保護停止
- 過電流保護
主な特徴
- リセット操作が必要
- 警報履歴が残る
■応急対応方法
① 停止範囲を確認
- 全館か
- 特定フロアか
- 特定設備か
② ブレーカー確認
確認項目:
- 主幹ブレーカー
- 分岐ブレーカー
- 漏電遮断器
③ 制御盤確認
- 警報表示
- 異常ランプ
- エラーコード
④ 現場確認
- 発熱
- 異臭
- 漏水
- 異音
■使用停止を検討すべきケース
以下の場合は再投入を中止します。
- ブレーカーが再度落ちる
- 焦げ臭い臭いがする
- 発熱している
- 漏電が疑われる
■注意点(重要)
- ブレーカーを何度も投入しない
- 漏電時は直ちに使用停止
- 制御盤内部は触れない
- 原因不明時は専門業者へ依頼
■まとめ
停電後に一部だけ復旧しない原因は主に以下です。
- ブレーカー未復旧
- 漏電
- 制御盤異常
- 設備保護停止
特に漏電や制御異常は重大事故につながる可能性があるため、慎重な確認が必要です。
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